広告管理システムOpenX
Category : 忘備録メモ
広告管理のための管理システムで、オープンソースのOpenXというのがあります。
今回、きっかけがありまして、インストールしてみました。
配布先はこちら
OpenX
トップページからDownloadページが分かりにくいのですが
http://www.openx.org/en/services
このページの右の“click”から最新版のdownloadページになります。
リリースの履歴は
http://www.openx.org/support/release-archive
最新版のサーバースペックは
http://www.openx.org/docs/2.8/adminguide/System+requirements
インストール方法はいたって簡単で、ウィザードに従って、記述事項を入力するだけです。
配布サイトが英語ですが、ウィザードの終わり近くで言語と時間設定があるので、日本語、日本語設定を行えば、管理画面は日本語化されます。
サイトに表示させたい広告をいくつか設定します。
各種設定が複雑なので、慣れるまでちょっと手間がかかりますが、順番に設定していくと、簡単なコードは生成してくれます。
画像はHeader script を使用するタイプで、Header script を使用しない直接的なコードの生成も可能です。
広告の配信設定や、レポートなどが閲覧できます。
広告の種類も、外部バナー、サーバー内広告、テキスト、アドセンスなど、設定可能です。
今回、インストールするにあたって注意すべきだったポイント
- 最新バージョンでは、phpのバージョンに注意すること(php4では稼働しませんでした)
- phpのメモリに関して memory_limit のwarningが表示されますが、動かないことはないです。
- 今回Xサーバーにてテストランさせていますが、ちょっと不安定なときがあります。(国内ではさくらを使用するのがよさそうな情報がありました)
本格的な、広告管理システムには、ちょっと予算がとれない場合。
コンバージョンを計測するために、アクセス解析ではたりない部分など。
導入はそれほど困難ではないので、使用してみるとよいです。
追記:
こんな情報も
MicrosoftがOpenXと提携 – オンライン広告でGoogle包囲網強化
米Microsoftは11月2日(現地時間)、オープンソース技術ベースの広告配信システムを手がける米OpenX Technologiesとの複数年におよぶ提携合意を発表した。OpenXがエンタープライズ向け広告配信ソリューションの優先パートナーとなり、また同社がMicrosoftのContents Ads製品などを顧客(Webパブリッシャ)に勧めるクロス・マーケティングを含む。
OpenXは2006年11月に設立された。今年4月にパブリッシャと広告主を直接的に結ぶ中立的なオンライン広告プラットフォーム「OpenX Market」を開始。パブリッシャが広告スペースを効率的に運用でき、広告主がニーズに合った場所を見つけられる広告マーケットプレースとして注目を集めている。同社によると、すでに150,000以上のWebサイトを通じてひと月3000億以上の広告を配信しているという。
今回の提携によりMicrosoftは、Contents Ads製品を提供する大きな配信チャンネルを獲得することになる。Microsoft自身も2007年にAdECNを買収し、リアルタイムで広告枠を売買するプラットフォームを手がけているが、オンライン広告における対Google戦略を優先し、独自路線よりも提携による勢力拡大を選択した形だ。 OpenXとの合意を皮切りに、今後もGoogle包囲網づくりにふみ切ると多くのアナリストが指摘している。