あればいいと(今だ)言われるホームページ
Category : ひとりごと
弊社の場合、代理店を通さず、直接中小企業からの依頼が多いのですが、「パソコンあんまり使いません」世代の経営者とのやりとりになる流れになりがちです。
取引価格が大きいので、ネットからの成約はまず考えられない。
リアルで頑張ってるから、ホームページは「あればいい」
といった認識でスタートします。
特に、B2Bサイトの場合、専門的技術、用語が多くなり、
「そんなキーワードで検索する人いるのか?」
以前つくったコーポレートサイトのクライアントさんと話をしたところ、ホームページをみてお問い合わせが電話であったそうです。
実際に、お問い合わせフォームからのお問い合わせもあります。
確かに超ニッチなキーワードだとしても、他社でその技術を検討している担当者がいて、検討してる場合があり、むしろ、検索順位的にもおいしいし、有力なコンテンツでセールスかけることができます。
サイト製作費で6?7桁としても、これで成約すれば、桁が2?3個あがるわけなので、こんなのが、1?2年に1回成約でも、費用対効果は十分となるのでは?
実際、サイト制作後半年もしないで、2?3の依頼があるのだから、作った目的は十分達成されていると思います。
もちろん、会社のパンフレットでは伝えきれない、会社の信頼性や、概要、詳細を見ていただく意味もあります。
大手企業では、こんなことはあたり前ではありますが、中小企業、特に年配の経営者の方には、まだまだなことが多いので、スタートの時点で認識の一致に持っていくのはなかなか大変なことが多いです。
見積もりと予算の調整の上で、「あればいい」という認識での予算と、「効果を生むため」の予算では、話も違ってくるので、「予算がねぇ?」な話になったとき、このあたりを理解していただくとは大切だなぁと思います。
例えば、上記のクライアントさんなどでは、パソコンに詳しくないだけに、お問い合わせフォームからの対応などが十分できず、そちらのご相談も・・・と、追加要素のビジネスが発生します。
作った、提供した以上、活用してほしいと思うからこそなのですが。
景気がどうってご時世ですが、日本の中小企業は、実は「世界でこの会社だけ」の技術をもっている会社がたくさんあります。
「○○でつかってるあれ、全部うちでやってるんだよね」という話もたくさん聞きます。
こんな、日本の中小企業には、不況に負けずに頑張ってほしいです。